当ドキュメントは、Retailer様がPrintio APIと連携するために必要な基本的な情報を提供する文書です。Retailer様のシステムエンジニアが設計する際にお役立てください。
Printio(プリンティオ)は、株式会社OpenFactoryが提供する組み込み型のものづくりサービスです。ユーザーは、デザインをアップロードするだけで、Tシャツやトートバッグなどのオリジナルアイテムを1点から簡単に作成・発注できます。 
また、PrintioはAPI連携を通じて、企業が自社のウェブサイトやアプリにカスタムメイドの商品作成機能を組み込むことも可能にします。これにより、在庫を持たずにオンデマンドで商品を提供することができます。 
さらに、Printioは全国の印刷工場と連携し、受発注や生産管理を効率化することで、小ロット生産やパーソナライズサービスをサポートしています。
商品の購入者は、Printioのフロントサービスを通じて、オリジナルアイテムを1点から購入できます。Retailer様はフロントサービスに相当し、Printio APIを通じてPrintioプラットフォームにアクセスし、工場に対して商品を発注することができます。商品は配送業者を通じて、商品購入者に届けられます。
Printioをご利用いただくに当たり、重要な用語の説明をします。用語の意味を取り違えると混乱する恐れがあるため、これらの用語の意味が不確かな場合はここでご確認ください。
用語 | 説明 |
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retailer | Printio APIにアクセスして、Printioのサービスを利用する主体。 |
アイテム | 無地の素材。印刷する画像が入る前のアイテムテンプレート。サイズ、色、アイテム説明などの情報を持っている。 |
オリジナルアイテム | アイテムに画像をはめ込んだもの。 |
*オリジナルアイテムに対して発注するため、Retailer様から見ると商品と考えると理解しやすいと思います。 | |
シミュレーター | アイテムにはめ込む画像を選択し、サイズや位置を調整して、オリジナルアイテムを作成する機能。 |
Retailer様がシステム設計を行うに当たって、必要な情報を説明します。
購入者が商品を購入するには、最初にオリジナルアイテムを登録する必要があります。そのためには、まずその元データとなるアイテムを取得します。この時に、アイテム取得APIを叩いて、取り扱いアイテムを取得します。その中から、画像を載せるアイテムを選択します。
アイテムを選択したら、シミュレーターを起動して、アイテムに載せる画像を作成します。シミュレーターの選択肢として、Printioが提供しているシミュレーターを利用するか、他社が用意されたシミュレーターを使うケースがあります。
購入者は商品(オリジナルアイテム)をカートに入れ、決済します。決済が成功すると、オリジナルアイテムが発注されます。
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下の画像は、シミュレーターを使って無地のTシャツに画像をはめ込んだもの。つまりオリジナルアイテムです。
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発注する方法は3つありますが、上記のようにオリジナルアイテム登録が済んでいる場合、品番発注APIを使って発注します。
発注は工場に伝えられて、製造が開始されます。
製造が完了したら、出荷され、配送先に商品が届けられます。
Retailer様には弊社よりretailer idを発行します。それがRetailer様の識別IDとなります。
弊社が運営している販売サイトにおいてはチームとチームに属するユーザが存在するというユーザ設計になっていますが、必ずしもRetailer様が同様のユーザ設計にする必要はありません。
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Printio APIにおける識別IDとして必要なのはretailer idだけなので、Retailer様がどのようなユーザ設計にするかは自由に決めていただけます。
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**Printio APIとやり取りするには、弊社が発行するAPIトークンが必要です。**貴社とのPrintio API使用 の取り決めがなされましたら、APIトークンを発行してお渡しします。
以下、Printio APIが出てきますが、詳細な仕様については こちら のリンクよりご覧ください。
アイテムとは、印刷する画像が入れる前の無地の素材のことです。サイズ、色、アイテム説明などの情報を持っています。
Tシャツの例で言うと、画像を載せる前の無地のTシャツのことです。
アイテムを取得するにはアイテム取得APIを使用します。Retailer様が扱う全てのアイテムを取得できます。またアイテムコードなどの条件を指定して特定のアイテムを取得することもできます。
→詳しくは アイテム取得API をご覧ください。
オリジナルアイテムは、シミュレーターを使って、アイテムに画像を載せたものです。商品購入者はオリジナルアイテムに対して発注します。
オリジナルアイテムを登録する方法は3つあります。
オリジナルアイテムを取得するにはオリジナルアイテム取得APIを使用します。Retailer様が扱う全てのオリジナルアイテムを取得できます。またオリジナルアイテムコードなどの条件を指定して特定のアイテムを取得することもできます。
→詳しくは オリジナルアイテム取得API をご覧ください。
シミュレーターとは、アイテムの上に画像をアップロードして、オリジナルアイテムの仕上がりイメージを確認する画像作成画面です。
→仕様は シミュレーターURL取得API をご覧ください。
Printioが提供するシミュレーターを使用して、オリジナルアイテムを登録する方法です。Retailer様ご自身でシミュレーターを開発する必要はありません。
他社様が提供するシミュレーターを使用して、オリジナルアイテムを登録する方法です。他社様がシミュレーターを用意する必要があります。
オリジナルアイテム作成APIを使用することで、オリジナルアイテムを登録する方法です。Retailer様が完成した印刷画像を準備した上で、どのオリジナルアイテムに画像を載せるのかを指定して、オリジナルアイテム作成APIを叩きます。
→詳しくは オリジナルアイテム作成API をご覧ください。
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オリジナルアイテム作成APIではシミュレーターを利用しません。
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発注する方法は以下の2通りがあります。
注文情報を取得するには注文取得APIを利用します。注文番号や注文が入った期間などで絞り込みを行うことができます。
→詳しくは 注文取得API をご覧ください。
注文のステータス情報(対応中、印刷中、出荷待ちなどのステータスがあります)を取得するには注文ステータス取得APIを利用します。注文が入って、製造がはじまるとそのプロセスに応じて、注文のステータスが変わっていきます。
→注文ステータス取得APIを取得する
注文更新Webhookを登録することで、工場で注文が更新された際に、連携先システムは注文のステータス更新をリアルタイムで取得することができます。
→仕様は注文更新Webhook仕様書をご覧ください。
現時点(2025年3月)では、複数注文した場合でも送料は440円固定です。
商品が発送されますと、Retailer様に発送が行われた旨、webhookで通知されます。
はい、可能です。
はい、可能です。